第9代 −2000年春に入部した患者達−

これより神戸大学医学部合気道部に所属する患者たちを紹介する。
それぞれ非常に個性的であり、理解しがたいものも若干・・・と言いたいが多量にいると思われるため、
エゴグラムによる性格分析を施行した。
検査結果を参考に、看護のポイントをまとめてあるので、彼らを無事に社会復帰させるための手助けとしていただきたい。

<エゴグラムの見方>
  CP(Critical parents):批判的な親。あまり物事にこだわらずのんびり生きるには低いとよい。自己実現には必要。
  NP(Nurturing parents):保護的な親。思いやりがあり、世話焼きである。高すぎると過干渉になったり、
                 他人の自主性を損なったりしてしまうという面もある。
  A(Adult):理性的な大人。事実に従い、客観的に判断できる。高すぎると無味乾燥で冷徹になってしまう。
  FC(Free Child):自由奔放な子ども。天真爛漫で、好奇心が強い。行動の源泉である。
  AC(Adapted Child):順応した子ども。協調性に富む、イイ子である。しかし、依存心が強く自主性に乏しい。

現病歴:すべて2000年5月より、合気道病
















K.Ueda ♀ NP (副将・記録)

・ 印象:背が高く茶髪なのは彼女だけなので、すぐわかるであろう。笑顔で「わかりませーん?」と首をひねるのが印象的。ビミョーな手の動きにも注目。
・ お父さん度:1 ほとんど無いようです。やっぱり?
・ お母さん度:8 この性質が最も高いようですが…
・ お子ちゃま度:6
・ 飲酒による人格変貌度:+5 強くもなく、弱くもなく…と思われるが、コンパが終わる頃には沈んでいることが多い。
⇒飲ませすぎないよう注意しましょう。しかし、彼女は女優であると言うことをお忘れなく。
・ マゾ度:4 あまり高くはないと思われる。ちょっと逃げ腰。
⇒適度に投げてあげましょう。
・ 演技派度:10 彼女のまたの名は「アカデミー賞女優」である。
笑顔(といってもアカデミースマイルらしい)で「ハイ」といっても心の中では
「あ゛ぁん?」と言っているらしい。元ヤンという噂もチラホラ。
⇒恨みを買うと暴走族が家の前で待っているかも。彼女に対する言動には注意が必要です。















K.Uematsu ♂ NP

・ 印象:いかにも野球少年と言う感じである。彼の横面打ちが投球フォームになってしまうのも無理はない。一見いい奴そうであるが検査結果も同回生も言うようにやはりそうであるらしく、「一家に一台の便利屋さん」との異名を持つ。
・ お父さん度:6 大人と同点で2番目に高かった。
・ お母さん度:10 この検査結果には自他ともに納得。かつ大笑いである。さぞかし良いお母さんになることであろう。
・ お子ちゃま度:4 比較的よい子のほうであったが、どちらにしろ低いようである。本人はよいこの方が高いのは不満らしい。
・ 飲酒による人格変貌度:-1 かなり理性の人である。お酒は飲めるが嫌いらしく、コンパではむしろ不機嫌?という訳で、評価は−がついたようだ。
⇒穏やかそうに見える人に限ってキレると恐い・・・きれない程度で飲ませましょう。
・ マゾ度:10 一人でやたらと受けをとるが、受けの痛みを楽しむというより
痛くないようにかわす自分に酔っているようである。マゾ度というより、ナルシスト度とすべきかもしれない。
⇒受けるより先に畳に沈めてあげましょう。
・ クッキングパパ度:120 ・・・10段階評価だったのでは?












Y.Katsuchi ♀ FC (会計)

・ 印象:よくしゃべる。よくしゃべる。よくしゃべる。よく話し、よく食べ、よく寝るが彼女の生活の大部分と思われる。彼女のテンションを落としてやれるのは睡魔だけかもしれない。彼女にかかれば南こうせつの神田川もハッピーサマーウエディングに聞こえてくる。しかし中身は繊細らしい。
・ お父さん度:3
・ お母さん度:6
・ お子ちゃま度:10 これもやっぱり、といった感じである。
・ 飲酒による変貌度:7 たいがいはぼーっっっとしているが話しかければいつも以上にしゃべりだす。しかし、このぼーっとするのも単によいこ(本人主張)はおねむの時間だからなのかもしれない。
・ マゾ度:6 受身練を志望する・・・おそろしい。
・ 酸素消費量:常人の5倍 本人によると,酸素が足りなくなることが
多々あるそうである。・・・周囲で話をする人は酸欠に注意しましょう。










Y.Kumada ♂ AC (主将)

・ 印象:ボーっとした長崎人。年中冬眠中の熊といった感じである。何を考えているのかよく分からない。むしろ、何も考えてないのかもしれない。
・ お父さん度:2
・ お母さん度:7 以外に高い。
・ お子チャマ度:8 FCの2倍でACが高かった。
・ 飲酒による変貌度:+5 テンションがあがり、コンパ中盤では「もう飲めませんよー」、後半では「大丈夫ッスよー」と言う。
⇒「大丈夫ッスよー」がでたら要監視レベル、要介護レベルです。
・ マゾ度:3 低いとおもわれるが、よく分からない。
⇒試しに投げておきましょう。










M.Shimoosako ♀ NP+FC (主務)

・ 印象:非常に元気がよい。道場内に響く「ハイ!」の声の86%は彼女のものです。(残りは石永。)剣道二段の腕前で、怒ると恐いらしいが、普段はK地に怒られているらしい。
・ お父さん度:5
・ お母さん度:8
・ お子チャマ度:7 FCもAC大差はなかったが、FCが微妙に高かった。
・ 飲酒による変貌度:-10 あっという間に陰性症状があらわれ、部屋の片隅で別世界にいっている。
⇒飲ませる時にはモニタリングが必要です。
・ マゾ度:5 マゾとは関係ないが、後ろ跳び受けをする男前である。











M.Shiro ♂ AC

・ 印象:新歓の自己紹介で、「よくジョウと間違えて読まれますが、ジョウと呼んで欲しいです」と言い続けたためか、ジョウの名で呼ばれる、硬い体(本人は気にしているようである)と表情の持ち主。親睦会やクラブ旅行の幹事となって働き、将来主務になるために生まれてきたか、ただの仕切り屋かというところである。
・ お父さん度:6
・ お母さん度:7 高い。クラブ旅行でのあの姿はうそではないのかもしれない。
・ お子チャマ度:9 FCの三倍でACが強い。誰もが納得?
・ 飲酒による変貌度:+5 彼の場合アルコールは足に効くらしく、千鳥足を見せてくれる。
⇒次のコンパではすり足をみせてください。
・ マゾ度:7 表情からはうかがい知れないが、高いと思われる。












M.Takai ♂ NP+FC (副将・保健)

・ 印象:さりげなく写っている写真を見ると、どこのおっさん?といった感じである。お調子者。
・ お父さん度:5 顔の割に低い?
・ お母さん度:8
・ お子チャマ度:7 FCが高いが、ACも5と、大きな差はなかった。謎である。
・ 飲酒による変貌度:飲酒量の二乗に比例 テンションは上昇の一途をたどる。まさにザルである。大学に入る前はビール一口で酔っていたというエピソードはもしあっても前世の話であろう。
⇒彼を酒で負かすのは不可能と思われます。とりあえず乾杯をしてやると喜びます。
・ マゾ度:9 バシバシ投げられるのが好きである。会話ではつっこみも入れるが
つっこまれるのもいじられるのも大好きである。
⇒いじめてあげてください。










A.Tanaka ♀ A・FC(同点) (主務)

・ 印象:育ちのよい御嬢だと思った人がいたようだが、これは非常に大きな間違いである。上記のTと二人でTTコンビとして要注意人物である。彼女に秘密をもらすと、危険かもしれない。
・ お父さん度:4
・ お母さん度:5
・ お子ちゃま度:7
・ 飲酒による変貌度:6 異常に人に酒を勧める。しかも自分は逃れるという、幹部になったらどんな嫌な先輩になるものか心配である。
⇒進められる前に、飲ませてあげましょう。
・ マゾ度:2 合気道でも日常でもマゾ度は低いと思われる。特に会話では腹黒いつっこみをいれまくる。











E.Nakai ♀ FC (主務・保健)

・ 印象:永遠の女子高生(かもしれない)。
・ お父さん度:3 低い。やっぱり…
・ お母さん度:7
・ お子チャマ度:8 とーぜんFCが高かった。
・ 飲酒による変貌度:+10 だんだんハイになる。コンパの終わりごろは普段よりさらに反応が鈍くなる。また、「スイカを最後まで食べきる」ことができたのは彼女だけである。これはもはや伝説であろう。
⇒若年性痴呆が非常に進行しているので、つっこみまくってあげましょう。ただし、彼女のペースに合わせて待ってやることも大切です。
・ マゾ度:8 受身は逃げ腰であるが風邪で体調が悪くても自主練しまくるという、
別の意味でのマゾ度は高い。日常生活でも激しいつっこみがいれられている。
⇒彼女のためにもつっこみを入れてあげましょう。









E.Noguchi ♀ A・FC(同点) (副将)

・ 印象:まさに女子大生。暴走車の多い1回生の中で、普段は常識的な走りを見せる。ただし、行き着く先は未知である。
・ お父さん度:7
・ お母さん度:7
・ お子チャマ度:8 彼女の数値で唯一低いのがACであった。見た目ほどよい子ではないのかもしれない…
・ 飲酒による変貌度:+7 顔色は普通でも、甲高い声で笑い出したらそれが始まりの合図である。
⇒一緒に楽しい世界に行ってあげましょう。
・ マゾ度:8 木剣少女であるらしい…










T.Hirayama ♂ 怪しい

・ 印象:怪しい。非常に妖しい。普段の言動、道場の隅にたたずむ姿、首あげの声・・・どれをとっても、本人の口癖?の「了解しました」に反してこちらは了解不能なのである。これを「平山って何をやってもほのぼのしている」と表現してくれる人がいるというのは希少価値であろう。
・ 飲酒による変貌度:+5 ハイになる。
・ マゾ度:針が振り切れたため測定不能 メチャメチャに投げられたい・・・マゾの鏡である。しかし木刀でたたかれるのはイヤらしい。
⇒患者さんの気持ちを受け止めてやることが必要でしょう。
 たっぷりかわいがってあげてください。好きな方は・・・。
・ 妖しさ:大爆発⇒ノーコメント。












T.Fijikawa ♀ NP・AC

・ 印象:入部当初からの礼儀正しさ、さわやかさ・・・すばらしい好青年である。そして、某主将O末と同じニオイを嗅ぎ取ったものも少なからずいるようである。「まじめ藤川」と「オチャラケ藤川」がおり、その時々に応じて人格交代が起こっているようである。多重人格の診断には人格交代の際のトランス状態が見られることが必要だが、コンパ中にしばしば観察されており、この診断で正しいものと思われる。
・ お父さん度:5
・ お母さん度:7
・ お子チャマ度:7
・ 飲酒による変貌度:針が振り切れたため測定不能。
胃腸の弱い彼はコンパ中盤にはくらーくなっていることが多いが、
同回に言わせると酔った彼は非常に危険人物になるそうである。
⇒お酒と一緒に胃腸薬を持っていくとよいでしょう。
・ マゾ度:8 上記の印象より(?)濃い人であることが推測される。








J.Masuda ♂ オ・ト・ナ

・ 印象:8カ国語を使いこなす、家庭教師のプロである。また、背広を着こなす彼は、色々な面で大人の世界を知っている。いや、知っているだけではなく、その世界の住人である。
・ 飲酒による変貌度:6 抑制がとれて、多弁になる。
⇒コントロール不能になる前に止めましょう。
・マゾ度:3 合気道的には濃くないが、別の意味でdeepな人である。












番外編:K.H

(エゴグラムの解説)
CPの高さから責任感があり規則も厳守するが、Aが低いため現実検討能力が低く、高い理想をかかげる(CP)ため実現が難しい。また、CPとFCが高いため強い自己主張をし、ACが低いので一方的になってしまう。NPがあるので思いやりがあり、CPもあるので行動化しやすいが、わがままなところもある。


Back